政府は、26日に鯨の資源管理を議論するIWC=国際捕鯨委員会の脱退を正式に表明し、来年7月から商業捕鯨を再開することとしました。
IWC脱退・理由は?なぜ? 商業捕鯨再開
菅官房長官「来年7月から商業捕鯨を再開することとし、国際捕鯨取締条約から脱退することを決定しました」
商業捕鯨を事実上禁止しているIWCでは捕鯨国と反捕鯨国の対立が激しく、政府は捕鯨をめぐる立場の差が埋まらないとして、IWCを脱退し来年7月から商業捕鯨を再開することを決めました。
商業捕鯨は1988年に中断されていて、およそ30年ぶりの再開となります。
政府は日本の領海やEEZ=排他的経済水域に限定して行い、南極海・南半球では行わないとしています。
日本は調査捕鯨で鯨の胃の中を調査。鯨は大量の魚をえさとし、かえって獲らないことで生態系が崩れている。その巨体を維持するのだから当然。ピラミッドの頂点が増えすぎていると数字で示していた。
反対国の意見を聞くと「鯨がかわいそう」 ???それで30年
今回は「ぞっとする」「失望」「時代遅れ」…
次はマグロ、次は…
石巻市
約50年前、捕鯨基地として栄えた石巻市鮎川。
鯨の街として漁師、加工品・製造業、工芸品等その文化があり、それを生業としている人がたくさんいました。
石巻市長のコメント
亀山紘石巻市長「私どもとしては国際協調の中で商業捕鯨を再開してほしいと希望していたので、ちょっと複雑な気持ちなんですが、石巻市としては再開については歓迎したいと思います」
「反捕鯨国の理解を得られるような取り組みを望む。政府の対応を注意深く見守る」
鯨と関わる仕事をしている人は
こちらの会社も東日本大震災の津波の被害に遭っています。
クジラの缶詰を製造する水産加工会社は…?木の屋石巻水産・木村優哉代表取締役「調査ということを気にしてなかなかPR活動できなかったのが商業捕鯨ということになって、もっと身近な食材になれるような方向に進んでくれることを願っています」
「資源(=クジラ)はいるのだろうと私たちも感じていましたし、調査結果としても出ていたので、クジラが日頃の食卓に並ぶような食材に少しでもなってくれればいいなと思います」
刺身やお寿司を提供する店主は
「(商業捕鯨再開は)街にとっていいことだと思う」「この街に来てほしいですよね、鯨を食べに。刺身もあるし寿司もあるし」といった声が聞かれました。
鯨ひげは、かつて西洋ではコルセットやクリノリン(ドレスを膨らませる骨) 日本では裃の肩等の衣服、傘や扇子の骨、ヴァイオリンの弓、からくり人形のぜんまいばね、兜の装飾等に使われた。
国内鯨肉消費量
国内の鯨肉の消費量です。商業捕鯨を停止した30年前には、すでに大きく落ち込んでいて、2016年度は、約3000トンと、最盛期の80分の1ほどまで減少していることから、商業捕鯨再開の効果には、さまざまな声が聞かれました。
ネットの声
ようやくまたクジラが食べられるようになるね!
日本政府よくやった!
商業捕鯨の再開を心から歓迎する。
子供の頃に当たり前に食べていた鯨肉をまた食べれると思うと嬉しくてたまらない。
今のIWCは、海がない国までが捕鯨に感情的に反対し、捕鯨を禁止するためだけの組織に堕落している。
世界中の捕鯨諸国と一緒に国際機関を設立し、商業捕鯨の守るための協力関係を構築すればいい。
反捕鯨国の言う国際協調とかなんですかね?
反捕鯨国の民主主義が正義だとスタンダードだとでも言いたいのかね?
日本の「クジラ漁」は、反捕鯨国が考えてる大量生産・大量消費の為の漁業ではない。クジラ漁は日本古来の歴史・文化・伝統として最小限の営みとして続けてるもの。そのマインドを理解しない以上IWCに加盟し続けるのは不可能です。