令和元年5月1日
第126代天皇陛下即位
新しい時代が始まります。新元号初日となった今日は、皇居前広場には午前中から大勢の人々が集まり日の丸の旗を振り、各地ではカウントダウン、花火が打ちあがり、明治神宮では御朱印をもとめ10時間待ちの行列。
「剣璽等承継の儀」、「即位後朝見の儀」が行われ、新天皇陛下のおことばがあります。
天皇が国会開会式など重要行事でのみ使う特別な専用車・センチュリーロイヤルで皇居に向かわれるところからLIVE中継されました。
目次
剣璽等承継の儀
午前10時半から、皇居・宮殿の松の間で「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」が行われた。
天皇陛下は最高位の勲章「大勲位菊花章頸飾(けいしょく)」を身に付けられ、秋篠宮さま、常陸宮さまと松の間に入り、歴代天皇に伝わる剣や勾玉(まがたま)などを受け継がれた。これにより名実ともに天皇即位となる。
「即位後朝見の儀」 天皇陛下のおことば
皇居「松の間」11時10分頃
天皇陛下、皇后さま、秋篠宮さま、紀子さまと松の間に入られました。
東宮侍従長がお言葉の紙を渡される。
天皇陛下のおことば
日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。
顧みれば、上皇陛下には御即位より、三十年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御心を御自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。
上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。
ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします。
安倍首相 国民代表の辞
謹んで申し上げます。
天皇陛下におかれましては、本日、皇位を継承されました。
国民を挙げて、心からお慶び申し上げます。
ここに、英邁(えいまい)なる天皇陛下から、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、日本国憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たされるとともに、国民の幸せと国の一層の発展、世界の平和を切に希望するとのおことばを賜りました。
私たちは、天皇陛下を国および国民統合の象徴と仰ぎ、激動する国際情勢の中で、平和で、希望に満ちあふれ、誇りある日本の輝かしい未来、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ時代を、創り上げていく決意であります。
ここに、令和の御代の平安と、皇室の弥栄(いやさか)をお祈り申し上げます。
皇后さまのティアラ
皇后さまは、前の皇后である上皇后さまから引き継がれた皇后のティアラを着用し、かみしめるような表情で陛下を見守られていた。
引用:NNN
新天皇陛下
穏やかな性格で知られる新天皇陛下。
1960年(昭和35年)2月23日 前天皇、皇后両陛下の長男として誕生
名は徳仁
称号は浩宮
お印は梓(あずさ)
皇室慣例の乳母ではなく両親に育てられ、育児メモ「なるちゃん憲法」は当時話題に
学習院初、中、高等科を経て学習院大文学部史学科入学
音楽部に所属しヴィオラを担当 専門は、史学、中世の交通史・流通史
1982年、学習院大学文学部史学科を卒業 同大学大学院進学
1983年、英国オックスフォード大学に2年間留学
1993年6月新皇后雅子さまとご結婚、「一生、全力でお守りします。」とプロポーズ
2001年12月1日には長女・愛子が誕生
2003年に新皇后さまの「適応障害」が公表されるとお一人で公務・祭祀を行うことが多くなった
子育ても手伝うお優しい陛下
皇后として初公務
車内から沿道に手を振る皇后さま。
素敵な笑顔です。
系譜
初代神武天皇から…明治天皇は第122代…上皇は第125代、今上天皇は第126代。紀元前から続く日本の歴史。
歴代天皇では2番目に最高齢とのこと。