6月11日、仙台市中央卸売市場で国内産さくらんぼの初競りが行われました。
初夏の訪れとともにさくらんぼが食べられる季節になりました。
5月は気温が低かったということと、今年はコロナの影響もあって実の大きさ、収穫量、値段等気になりますが、生産者さんの努力もあってでしょうか平年並みのようです。
仙台さくらんぼ 初競り
佐藤錦や香夏錦、高砂等4種類、約950キロ、露地栽培されたさくらんぼが、今シーズン初めて競りにかけられました。
入荷したサクランボは、5月の低温が原因で生育が遅れ、実は小さめでしたが、今後、気温が平年より高めで推移する見込みで、大きさも味も例年並みになるということです。 また、生産者によっては、新型コロナウイルスの影響で労働力が十分に確保できず、収穫量が少なくなっているところもありますが、徐々に回復していくということです。
実はやや小ぶり、入荷量は去年より少なめ。味や色付きは平年並みということです。
市場関係者は
「色目についてはいつもよりいいのかなと。」
「これからシーズンに向けてハリも味もよくなってくると思う。」
と話していました。
価格は?
価格は平年並みだということです。
1キロあたり約2600円
11日は1パック200グラムあたり300円から500円ほどで取引されていました。
価格は例年並みで、きょう、一番高いものでは1キロあたり3000円で取引されました。
佐藤錦
国内で最も多く生産されている品種。1912年(大正元年)から16年かけ、ナポレオンと黄玉を交配してできた。名前は交配育成した山形県東根市の佐藤栄助に因んで1928年(昭和3年)に命名された。
やっぱり佐藤錦は美味しいですよね。皮の薄さ、食感、ジューシーで甘い佐藤錦。並べられていると宝石のようです。キラキラで美しい。
さくらんぼ 栄養・保存
主な主成分は糖質ですが、リン、鉄、カリウムなどのミネラル成分とカロチン、ビタミンB1、B2、C等も少し含まれ、酸味は、りんご酸、クエン酸等の有機酸です。
高血圧の予防や疲労回復、血行促進、疲れ目、美肌にも効果があるそうです。
国内産のものは、農薬を直接かけることはないので、ボウルに入れて水洗いでOKです。
保存は、冷蔵庫の野菜室等、長時間冷蔵庫に入れておくと甘みが薄れてしまうので購入後は早めにお召し上がりください。
さくらんぼの生産
国内では、山形県が全国の7割のシェアを占めています。
サクランボの生産地としては山形県が全国の収穫量の7割を占めており(その中でも山形県東根市は生産量日本一)、それに次ぐ北海道・青森県・山梨県を合わせた上位県で全国の9割以上を生産しているが、2014年度統計資料によると、他にも秋田県、福島県、群馬県、長野県で年産100トン以上、その他にも小規模の産地が点在し、20以上の都道府県で収穫実績がある。
世界では、1位がトルコ、2位がアメリカ、3位がイランで、日本は20位なんですね。日本の果物は美味しい!
順位 | 生産国 | 生産量 |
1 | トルコ | 260,000 t |
2 | アメリカ合衆国 | 250,000 t |
3 | イラン | 224,000 t |
20 | 日本 | 18,400 t |
2005年