東京「感染爆発」重大局面 週末の外出自粛要請 外務省・渡航自粛「レベル2」

東京都は、3月25日、新たに41人の新型コロナウイルス感染者が確認され、全国でも最多の213人となった。

感染拡大の危険性が増した場合、東京の首都封鎖(ロックダウン)についても言及していたこともあり、都民に向けて外出自粛を要請しました。

タレントの志村けんさんも陽性で確認、重度の肺炎と診断されている。

 

都内で新たに感染が確認されたのは、10代から90代までの男女41人。このうち11人は、24日までに女性看護師と患者のあわせて4人の感染が判明した台東区にある永寿総合病院の患者らで、都は、院内感染が起きたとみて、病院に立ち入り検査を行い予防策などを指導した。

また、海外からの帰国者は5人で、感染経路が現時点で分からない人は13人にのぼった。都内での感染者は、これで212人となった。

引用:NNN

 

新型コロナウイルス 東京・全国最多

引用:ANN

 

 

感染爆発 重大局面

 

感染拡大=オーバーシュート

 

オーバーシュート ロックダウンの判断基準は?

 

小池都知事

判断基準は有識者の先生方の助言をいただきながら、そこは社会的活動も考えながら、ある意味政治的な判断も必要となってくる。

 

他県からの流入が多いが、他県からの訪問については?

 

小池都知事

東京には多くの人が観光、通勤通学でいるのは事実、現在近隣の県知事と連携を取るべく、またテレビ会議等も検討・準備している。どういう形が最も有効か意見を交わしながら考えていきたい。

既に感染をしていながらも若い方々には特に体力のある方々、かつ行動力のある方が、自分自身が感染の自覚がないままにあちこち活動をされる、それも狭い場所での集会や食事会、観戦等 これらのことについて活動を改めて見直してほしいということが大きなメッセージでございます。

 

3つの「密」を避ける

 

「感染爆発」を防ぐため、3つの「密」を避けて行動すること

  1. 換気の悪い密閉空間
  2. 多くの人の密集する場所
  3. 近距離での密接した会話

 

引用:NNN

 

 

週末は不要不急の外出を控える

 

小池知事は、平日はできるだけ仕事を自宅で行い、夜間の外出も控えること、そして今週末の不要不急の外出についても、控えるよう都民に要請。

 

小池都知事

今の状況は一言であらわすと、感染爆発の重大局面ととらえていただきたい。

この認識をみなさまと共有する、そしてひとりひとりの行動が社会全体にも様々な影響もたらすと自覚をもっていただいて、難局をみなさまと乗り越えていきたい。

 

東京都「推計超え」の感染者

 

厚労省クラスター対策班による推計では何の対策も取らなかった場合

3/19~3/25 3/26~4/1 4/2~4/8
51人 159人 320人

 

と推計されていました。

実際に確認された感染者数は、101人 と超えています。

3月に入ってからは半数近くが感染経路不明です。

 

 

新型コロナウイルスの怖さ

 

大曲 貴夫 国立国際医療研究センター長

イギリスで感染した女性・メッセージ発信について、尊敬する敬意を表し

「この病気の怖さというのは

8割の人は本当に軽いんです。歩けて動けて仕事にもおそらく行けてしまう。

ただ 残りの2割の方は確実に入院は必要で現場で患者さんを見ているとよく分かりますが、

悪くなるときのスピードがものすごく早い。」

 

 

外務省では

 

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、不要不急の海外渡航を自粛するよう求めました。

「危険情報レベル2」

全世界を対象とした自粛要請「危険情報レベル2」にすることは初めてとのことです。

 

入国規制の対象

ハワイ・グアム・サイパンを含むアメリカ全土からの入国する人

  • 空港から公共交通機関を使わない
  • 14日間指定の場所で待機し外出しない

 

G7外相会合

 

新型コロナウイルスの感染拡大により初めてテレビ会議方式で行われた。

ウイルスに関する知見を国際社会で共有水際対策での連携などを確認。

新型コロナ治療薬・ワクチンの共同開発で連携。

また、東京五輪の延期については茂木外相が核国に説明して支持が得られたということです。

 

 

海外では

 

●アメリカ

 ニューヨーク市内では、24日から仮設の遺体安置所の設営が始まりました。アメリカ全体の感染者数の半数以上を占めるニューヨーク州での死者は285人で、遺体の収容能力を超える事態には至っていませんが、さらなる増加が懸念されています。

 ニューヨーク州では今後2週間から3週間で感染のピークを迎えるとみられ、病床の確保や人工呼吸器の手配が急がれています。ニューヨーク市内に仮設の遺体安置所が設置されるのは、2001年のアメリカ同時多発テロ、2012年のハリケーン被害以来のことです。

引用:JNN

 

●イタリア

イタリアでは新型ウイルスの感染拡大で、厳しいロックダウン(外出禁止などの移動制限)措置が課されている。だが、規則を無視して外出している人もおり、地元の市長らは口々に、「家に帰れ」と怒りをあらわにした。

引用:ロイター

 

●スペイン

スペイン保健科学省は25日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)による死者が3434人に達したと発表した。スペインの死者数は中国を超え、イタリアに次いで世界で2番目になった。

首相府の発表によると、カルメン・カルボ副首相も検査で陽性反応が出て、病院で隔離されている。容体は快方に向かっているという。

スペインは全土が封鎖された状態にある。衛生当局は、まだ流行のピークには達していないとの見解を示し、症例数は今後も増え続けると予想した。

引用:CNN

 

●イギリス

英国のチャールズ皇太子(Prince Charles、71)の公邸クラレンスハウス(Clarence House)は25日、皇太子が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したと発表した。

皇太子は新型ウイルス感染症の軽い症状を示しているものの、「良好な健康状態を維持している」という。

エリザベス女王と夫のフィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh、98)は19日に、首都ロンドン郊外のウィンザー城(Windsor Castle)に移動している。

引用:AFP

 

外国のように日本で感染が広がらない理由は

 

なぜ日本が外国のように感染が広がらないか不思議だとネットで言われていますが、

日本人は、首相、知事が「お願いします。」というと従う国民。

中国は“禁止”という強い規制も無視して外出、なので街に穴を掘ったり鎖を掛けたり、ドローンや銃を持った警察が見まわるというニュース映像はたくさんありましたね。

そして、外国に比べると手洗いをする習慣が多い。挨拶も握手やビズといった習慣も少なく感染リスクが低い。

日本人の国民性、生活習慣も感染の速度をゆるめている原因の一つのようです。

また、医療体制、病院、ベットの数も欧米の5倍くらいあるそうです。

 

 

 

 

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