4月29日(月・祝)栗原市一迫・龍雲寺で「政岡まつり」が開催されます。
伊達騒動。三代藩主の隠居(幕命)により伊達六十二万石を継ぐことになった2歳の亀千代(四代藩主、綱村)
幼君亀千代をお家乗っ取りの陰謀から守りぬいた「政岡の局」
主君を守った烈女をたたえ「政岡まつり」が行われます。
政岡の局の墓がある龍雲寺で慰霊と八つ鹿踊りの奉納。
彼女が生きた時代を再現した武者行列や華やかな山車などが商店街を練り歩きます。
また、神楽の披露、弓道、闘鶏大会、神社マルシェも行われ、祭りを盛り上げます。
歌舞伎「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」の登場人物「政岡の局」、そのモデルとなった白河義実夫人の遺徳を称えるため、1928年(昭和3年)に始まった祭りです。
写真提供:宮城県観光課
概要
政岡まつり2019
開催日 | 4月29日(月・祝) |
時間 |
9:00~3:00 墓前祭(法要)の実施 9:00~ パレードの実施 12:00~ |
場所 |
龍雲寺 一迫地区真坂商店街 栗原市一迫真坂 |
お問合せ | 一迫観光協会(栗原市一迫総合支所市民サービス課) TEL:0228-52-2114 |
主催 | 一迫観光協会、政岡まつり実行委員会 |
駐車場 |
一迫総合支所 宮城県栗原市一迫真坂字清水田河前5番地 一迫小学校体育館隣 |
写真提供:宮城県観光課
「伽蘿先代萩」は、伊達騒動を題材とした人形浄瑠璃および歌舞伎の演目。
政岡(まさおか)は、日本の江戸時代に作られた歌舞伎・浄瑠璃作品『伽羅先代萩』の主要登場人物である。伊達騒動に擬せられた劇中で、幼い主君の乳母として仕え、わが子の命を犠牲にして幼君の謀殺を阻止する。同じ題材をとりあげた小説など様々な作品に登場し、名は浅岡などにも作る。架空の人だが実在の人物にモデルを探す試みもあり、有名なものに三沢初子と白河義実の妻の2説がある。
龍雲寺には、白河義実の妻とその子のお墓があります。
~伊達騒動~
仙台伊達家の3代藩主・伊達綱宗は、父の死により若くして家督を継いだ。
吉原で有名な遊女・高尾太夫に魂を奪われ、酒色に溺れて遊興放蕩三昧。藩政を顧みない暗君と見なされてしまう。
叔父の伊達宗勝(政宗の十男)や親族大名が注意するも放蕩は止まらず、
万治3年7月18日、幕命、藩主として不適格・不作法の儀により21歳で強制隠居。
わずか2歳で4代目藩主となった亀千代(伊達綱村)。
綱宗失脚後に宗勝自身が実権を握り権勢を振るい、そこから派閥の争い、刃傷事件となっていく。伊達騒動・お家騒動。
宗勝は責任を問われ一関藩から任を解かれ、綱村も側近を重職を据えるなどして旧臣から不満が出て内紛。綱村の隠居で伊達騒動は終止符を打たれることになった。
イベント
9:00 墓前祭(龍雲寺)
縁日会場(~2:30 一迫活性化センター前)
9:30 弓道大会(菊地弓道場)
10:00 闘鶏大会(一迫花山商工会隣)
神社マルシェ(~2:00 真坂地区秋葉神社)
いちはさま軒下マルシェ(~3:00 真坂商店街)
12:00 真坂商店街パレード(~2:00 真坂商店街)
宮城県指定無形民俗文化財の鹿踊
祖霊供養を主とし、魔除の踊りでもあります。
鹿の面に伊達家の家紋を染め抜いた布が垂らされ、太鼓を持って踊る鹿舞。
伊達宇和島藩にも子供たちが踊る優美な鹿舞が残っていました。
由来は様々あり特定できませんが
猟師である夫の放った猟銃の玉が鹿に当たらないようにと、自ら楯になって死んだ妻の墓の前で、八頭の鹿が柳の枝をくわえて回っていた。その姿を見て感動した夫が鹿の皮を着て供養のために踊った。
等、素敵なエピソードもあります。
「もののけ姫」の夜のシシ神さまに似てませんかね。。。
アクセス
JR東北新幹線・くりこま高原駅より車で約15分
東北自動車道・築館ICより車で20分
JR仙台駅(旧さくら野仙台店前・32番)から東日本急行バス・栗原市一迫総合支所前バスにて70分