真っ白な冬の使者、白鳥。ロシア極東が故郷。越冬の為、1ヶ月半かけて3,500㎞もの距離を移動してくる。どんな景色を見て渡ってくるのだろう。今年も伊豆沼・内沼に白鳥が飛来してきました。
大白鳥
全 長 140~165㎝ 全長は人間位ありますね。
翼開張 218~243㎝
体 重 8~12㎏
白鳥の寿命は約15~20年
水中の水草などを採食し、陸上で落ち穂や青草を食べる。
春の渡りで故郷に戻ってくると巣作り、夏は繁殖期で卵を4~7個産む。
雛は孵化してから2ヶ月で飛翔できるようになる。
ある程度雛が成長してから秋の渡り。凍って餌がなくなってしまうので越冬。
白鳥が渡ってくるルート
東京大学と米国の研究機関の共同調査で、オオハクチョウに衛星発信器を装着して渡りルートを追跡する調査が行われている。その結果によると、オオハクチョウの故郷は極東ロシアにあることが明らかになりつつある。
また、伊豆沼・内沼で越冬するオオハクチョウの渡り経路の調査によると、サハリンやアムール川河口,オホーツク海北岸を中継し,コリマ川やインディギルガ川流域の湿地帯で繁殖していることが明らかになった。春の渡りでは,伊豆沼・内沼を出発したオオハクチョウは、86日をかけて3,800kmを移動して繁殖地に到着。秋の渡りでは,繁殖地から伊豆沼・内沼まで54日をかけて3,500kmを移動していることが分かった。
伊豆沼・内沼
国内有数の生息地 水鳥の楽園 伊豆沼・内沼には、毎年2,000~3,000羽のオオハクチョウがやって来ます。
伊豆沼・内沼 概要
伊豆沼・内沼は、宮城県北部の平野にある自然湖沼です。面積は、491ha(伊豆沼369ha、内沼122ha)で県内最大ですが、水深は平均80cm、最大1.6mと浅いのが特徴です。沼の周辺には広大な水田が広がっており、沼の水が水源として利用されるとともに、洪水調整の役割も果たしています。水深が浅いため、沼の中央部まで水生植物が繁茂しており、水生昆虫や魚類、鳥類など多種多様な生き物が生息しています。秋から冬に極東ロシアから渡ってくるガンやカモ、ハクチョウ類の貴重な越冬場所であることから、ラムサール条約の登録湿地として国内で2番目に指定されました。
白鳥初飛来
宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター
開館日 火曜日~日曜日、国民の祝日
開館時間 9:00~4:30
入館料 無料
宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17番地の2
Tel:0228-33-2216
大河原町・白石川
白石川の大河原河川公園には、毎年冬になると遠くシベリアから白鳥が飛来し、その数は500羽を超え、仙南随一の飛来数を誇ります。
純白で美しい白鳥の姿を一目見ようと、河川公園には多くの人が訪れます。11月から3月末まで 1日最高800羽
大河原河川公園
営業時間 9:00~16:00
休業 毎週月曜日(祝祭日の場合翌日)
〒989-1222 宮城県柴田郡大河原町字南平地先 大河原河川公園
地元の人の話しでは、ただ白鳥を見たいということであれば東白石の方が数が多い。8:00頃には周辺の田んぼに餌を求めて飛んで行ってしまうので朝がおすすめ。大河原河川公園は、駅から近く街にも近いのでコンビニやトイレという点では便利ということです。
※鳥インフルエンザ等の対応の為、野生の鳥には餌付けはしていません。
寒くないのかな…
暖かくしてお出かけ下さい。
白鳥神社・村田町
古事記には、大和に帰る途中で倒れ亡くなったヤマトタケルの魂は、白鳥になって飛び去ったと記されていて各地に白鳥伝説がある。
白鳥神社
宮城県柴田郡村田町大字村田字七小路1