いつ自分の身に起こるかわからない災害。災害直後は電話もメールも通じず家族の安否も不明でパニックになったりします。
3.11 東日本大震災より経験した災害に対する備え、常時確保したいもの等をまとめてみました。
いざという時のための防災リュック・グッズ
災害に備え防災リュックを準備しておくといいと思います。家に居てもう危険という時にサッと持って行けるように玄関やその通路、パッと持ち出しやすい場所を定位置に決め置いておくといざという時役立ちます。
リュック(バックでも)に準備するもの
水(保存水)食料(保存食・軽いものなど良いでしょう) 家庭用ごみ袋 ラップ 携帯用スリッパ タオル 軍手 ローソク ライター カイロ マスク 頭巾 救急セット(常備薬・絆創膏・ガーゼ・粘着テープ) 歯ブラシ ポケットティッシュ リップ ビニール袋 女性は生理用品 赤ちゃんがいる家庭はおむつ等 他自分が日常使っているもの等々 |
パニック映画好きの友人がいて、「いつ、何時、あーなったら大変!」と防災グッズを準備していました。その影響で簡単な準備はしていましたが、また充実させようと思います。
何が辛いって髪を洗えず出勤しなくてはならないこの辛さ。寒い時期に真水を頭からかぶると冷たいより痛い。簡易シャワーもあった方がよさそうです。
●外出中・仕事中に災害が起きた場合はまずは身の安全の確保。交通がマヒしてしまうと電車・バス等で遠方から通勤している人はいわゆる帰宅難民となってしまい何時間も歩いて帰宅したという方も大勢いました。
いつも持ち歩くバックの内ポケットに小さい笛(ホイッスル)と小さいライトを入れておきます。
小さい笛は建物などの下敷きになってしまった時、救護班が来ているのに動けない・声を出せない時などに吹いて知らせます。
小さいライトは帰りに日が落ちて暗くなってしまった時など足元を照らします。
道路も亀裂や穴が開いていたりとだいぶ危険です。
スマホ・携帯のライトもありますがここであまり電力を消費しない方が賢明。
災害時に必要なものは?ライフラインが止まってしまった時
電気がないとかなり暗いものです。私たちは電気のある生活に慣れてしまっているのですね。3月の東北はまだ寒い。
家に帰ると陶器やガラスが割れて散っていたりする場合もあるのでスリッパを履いて下さい。割れたガラスで手や足を切らないように。
帰宅してまだ水が出るようでしたら水の確保。まずは生活用の水の確保です。
浴槽に水をためていたという家庭も多い。水汲み用の柄杓があると便利です。
日が暮れると夜ってこんなに暗かったんだと思い、外はヘリコプターの飛ぶ音とサーチライト…眠れない感じ。
常時確保しておきたいもの
ライト(電気を消してこの部屋にはどのくらいの明かりが必要か確認して準備をしておくといいでしょう) 食料:保存食・缶詰(パン好きな人は缶詰のパンも)・カップ麺・お菓子(店頭からお菓子も消えます) 水 ガスコンロ ヤカン トイレットペーパー(常にストックがあるように!) 寒さ対策:カイロ 湯たんぽ ストーブ 暑さ対策:アイスタオル(濡らして振るだけで冷える)ヒヤロン(袋を強くたたくと急冷) |
パン職人の知人がいて、しばらく店頭にパンがない状態が続くと周りから「Tさん、パンを作ってくれ」とだいぶ言われたそうです。私も言いました。「パンが食べたい」と。
寒いのもひどいですが、暑いのも厳しい。ちょっとでも涼を取れれば助かりますよね。
●自宅トイレの使用法も要注意です。
いつも通り使用済みトイレットペーパーを中に入れてバケツで水を流そうとしてもなかなか流れてくれず水を消費するばかりか紙がいっぱいになってしまいます。流れの弱いトイレは小の時は紙は流さずポリ袋に。しばらくの辛抱です。
ライフラインが止まった直後は素人はほぼ何も出来ません。
まず道路を直さなければ物資も入ってきません。
道路が直り、他県から消防車が集まり、連なってきた時の光景は何とも言えませんでした。
海の近くで建物に取り残されてしまった方は、不安な夜を過ごしヘリコプターが来た時は「助けに来てくれたんだ…。」と涙が出たそうです。
卵や乳製品も手に入りづらくなります。普段何気に結構使っているんですね。個人経営しているお店は頑張って早めに店頭販売してくれたところも多かったです。
復旧作業が続く間、しばらくテレビは自粛で同じコマーシャルばかり流れ、これも辛かった。きれいな音楽を聴きたいと思った。
災害情報
災害時、被災者は情報もなかなか取りづらいと思います。そのような状況で人の口コミ情報というのも役に立ちました。
「携帯の充電器、市役所前と○○に設置したって。」
「あそこの店やってたよ。」等々。
他、注意点
報道では、スーパーへ買い物をするのも整然と並んで騒ぐ人もおらず等々されていましたが、体育館の避難所へ行った人からは、若い女の子にいたずらしようとする輩がいたという話しです。女の子を持つ親御さんは目を離してはいけません。子供を守って下さいね。
親族がライフライン系の仕事をしていて、会社から車のガソリンも優先的にやるから来い!と直後から出勤命令。誰もいない荒れた街を車で仙台へ向かっていた時、バットを手に持った男性2人を見たそうです。どうやら、亡くなった方のポケットから財布等を盗んでいた様子。怖いですね。
やはり、人間そうゆう人が出てしまう。0にはならない。世の中にそうゆう人がいるということも知っておいた方がいいと思います。
そして、多くの人に助けられたのも事実。人を絶望させるし、人に感動を与えるのもまた人なんですね。
ご支援をして下さった方には心より感謝申し上げます。