宮城・松山 日本刀打初式 平成31年1月5日(土) 名刀匠・法華三郎信房
宮城県大崎市松山で毎年1月5日に日本刀打初式が行われます。平安時代からの歴史ある名刀匠・法華三郎信房氏は、極めて格調の高い作風を継承している。大崎市の無形文化財に指定。
日本刀は古来より魔除けや守り刀として大切にされてきました。新年、匠の技、日本の伝統に触れてみませんか。
概要
日本刀打初式
開催日 | 平成31年1月5日(土) ※毎年同日 |
時間 | 10:00~ |
場所 | 大崎市松山千石南亀田76 |
お問合せ |
法華三郎日本刀鍛錬所 |
関連サイト | 大崎市HP |
大和伝保昌派
伊達政宗も愛したという「大和伝」
大和伝保昌派は、鎌倉末期に大和国高市郡(奈良県)の名工保昌貞吉・貞宗らにより完成されました。広い鎬(しのぎ)、高い鎬(しのぎ)、鍛は柾目肌がよく整って美しく、刃文は直刃で上に行くにつれて焼き巾が広くなる。帽子(切先の刃分)は焼詰、などの特徴があります。さらに、柾目肌には夜空の星のように細かい地にえが付いて神秘的な光を発し、極めて格調高い作風となっています。
九代目 法華三郎信房
九代目 刀匠 法華三郎信房(ほっけさぶろうのぶふさ)
舞草刀研究会 会長
本名:高橋 大喜
十八歳の時から父の下で鍛刀の修行を積む。生き物のように変化する鉄と炎に向き合い鍛錬。法華三郎信次として作風を伝承。
平成14年1月、法華三郎信房を襲名。
山城大掾国包の流れをくむ大和伝保昌派を鍛造しているのは、日本の刀工百余人の中で九代目法華三郎信房氏のみと言われています。
「法華三郎信房」の銘
日本刀
日本刀は、日本固有の鍛冶製法によって作られた刀類の総称である。 刀剣類は、日本では古墳時代以前から製作されていたが、一般に日本刀と呼ばれるものは、平安時代末期に出現してそれ以降主流となった反りがあり刀身の片側に刃がある刀剣のことを指す。
日本刀は細身で反りがあり刃文、鍔も美しい、そして、切れる。日本人の感性・美学・技術が詰まっています。
外国の大きくて重い剣の振り下ろして切るのではない。切れ味が違う。細くてすぐ折れてしまっては使い物になりません。細く、美しく、そして折れない、日本の技術ですね。体格が違う日本人が外国の剣を戦場で使えばすぐバテるでしょうし。。。
神官、天皇、公家、武家が多く所蔵。権力者に絵画や漆器、茶器と同様に好まれました。
刀にまつわる言葉
しのぎをけずる 反りが合わない 単刀直入 鍔ぜりあい 懐刀
等々、何気に刀にまつわる言葉も普通に使ってますよね。
アクセス
JR東北本線・松山町駅から車で約5分
東北自動車道大和・古川ICから車で約30分