「幻の果物」ポポー。人によってはマンゴー、バナナ、カキ、パイン、カスタード等の味がするとか、七味に変化する希少フルーツ。日持ちがしない為スーパー等では見かけませんが、栽培は意外と寒さに強く育てやすい。
通販で一箱(5~6個)3~4000円位で販売されてます。しかし、収穫される期間も短いです。
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ポポーを地域の特産にと挑戦
静岡市清水区の望月史さん(60)が、国内流通が希少で「幻の果物」とされる北米原産のポポーの生産に励んでいる。幼少時に味わった「思い出の味」を全国へ届け、将来は地域の特産にと挑戦を続けている。
黄緑色の皮にオレンジ色の果肉を持つ実は、マンゴーやバナナ、カキを足した味ともいわれ、なめらかな食感から「森のカスタードクリーム」とも評される。
栽培を始めたきっかけは
望月さんにとっては幼い頃から慣れ親しんだ味だった。生家に、明治時代に曽祖父が庭に植えた果樹のなかに1本、ポポーの木があった。独特の甘みを楽しみに晩夏を過ごしたという。しかし10歳ごろに突然木が枯れて以来、幻の味となってしまった。
「あの実をもう一度味わいたい。多くの人にも伝えたい」。本業の塗装業の傍ら2008年に栽培を始めた。約30アールの果樹園を借り、190本、15品種の苗木を植えた。収穫は8月下旬から9月下旬まで。毎日妻の路代さん(54)と早朝と夕方の2回、収穫作業にいそしんでいる。
子供の頃に食べた懐かしい味だったんですね。
大人気 今年の予約分完売
日持ちがしないため、販売はインターネットでの予約注文のみ。すでに18年の予約分は全て埋まっている人気ぶりだ。収穫量は年々増やしており、数年後には2万個の収穫を見込む。
17年は地元の興津生涯学習交流館から声が掛かり、路代さんがポポーを使ったスイーツ作りの体験教室を開講。18年からはジャムなどの加工品づくりを始め、二人三脚で活動の幅を広げている。望月さんは「地元の特産となるようなブランドになれば」と力を込める。
美味しそうなスイーツ、これからの展開が楽しみです。
ソフトクリーム、スムージー、シャーベット、などに向いています。ヨーグルトやアイスに添えてもいいですね。
海の町・清水の農場
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ポポーとは
北米原産。バンレイシ科の落葉高樹。温帯果樹。
明治の頃に日本に持ち込まれアケビガキとも呼ばれています。
果実はアケビのような楕円形。
果肉は薄オレンジ色でねっとりとした食感。香りが強く濃厚な甘さ。
ポポーの花
春にはチョコレート色の小さな花をつけます。可憐な花をたくさんつけますが、ただ、ちょっと匂いが残念。
ポポーの花言葉
「健康」
栄養価が高いことからつけられたと言われています。
ポポーの育て方
温帯原産でほとんどの地域で栽培しやすいと言われています。土は腐葉土か赤玉土を使用。地植えが望ましいが鉢植えでも大丈夫です。病害虫もほとんどなく薬剤散布がなくてもOK。
3~4月頃、種を蒔きます。
土に指で5㎝位の穴をあけ、胚を下におき土をかけます。(乾燥しないように注意)
水やりはまめに。3ヶ月後に芽が出てきます。
春から夏、2ヶ月に1回程度油粕などの有機質肥料を与える。
1年目は鉢植えの場合は冬に一回り大きい鉢に植え替え。
2年目 休眠期 そのまま放置すると高樹なのでどんどん成長するので剪定。
主幹は50㎝くらい(その後の成長します)、込み合った枝の先端を切り落とします。
人工受粉 花は両性花で、雄しべより先に雌しべが成熟します。
ハケや綿棒で早めに受粉させましょう。
収穫 果実が色づき少し押して柔らかくなったら収穫します。
追熟 収穫後、涼しい場所で2~3日追熟させ、甘味が増し香りか強くなったら食べ頃です。
栄養価は?
●ビタミンC
ポポーにはビタミンCが含まれており、抗酸化作用が老化防止に効能があると言われています。
●カリウム
カリウムには血圧を下げる効果がある為、高血圧の人にはおすすめです。不整脈や疲労回復にも期待できます。
●マグネシウム
マグネシウムは、骨や歯を形成する働きがあります。ストレスやイライラ、集中力低下もマグネシウム不足が原因することもあるので摂取しておきたい栄養素です。
●イソロイシン
筋肉の消耗を防いだり疲労回復を促す効能があります。また、代謝を促進する効果もあるとされ強い筋肉の基礎を作ってくれます。