10月29日(月)高円宮家の三女・絢子さま(28)と日本郵船に勤務する守谷慧さん(32)の結婚式が、東京・渋谷区の明治神宮で行われました。結婚式を終えた後に行われた報道陣のインタビューにお二人は笑顔で答えてました。
目次
入第の儀
29日午前9時半、高円宮邸では、守谷さんの使いが絢子さまを迎えに上がる「入第の儀」が行われた。
絢子さまは、玄関前で母・久子さま、姉の承子さまに見送られ、天皇陛下が差し遣わされた「センチュリーロイヤル」に乗り込み、28年間暮らした宮邸を後にされた。
明治神宮
午前10時半、髪を「おすべらかし」に結い、平安朝の装いの絢子さまは、明治神宮に到着し、出迎えたモーニング姿の守谷さんと、お二人そろって鳥居をくぐられた。
ご友人に祝福されゆっくり神楽殿へと向かわれました。
結婚式
ゆっくり進んでいく絢子さま 絵巻物のようです。
引用:FNN
本殿へ深々と拝礼
結婚式は午前11時半から、95歳の祖母・三笠宮妃百合子さまや、母の久子さまなど皇族方のほか、両家の親族などおよそ30人が参列して行われた。
午後2時すぎに高円宮家職員が代理として港区役所へ提出し、受理証明書が発行されました。皇族の身分を離れられます。絢子さまは結婚により初めて「名字」を持つことになり「守谷絢子さん」になりました。
選挙権、被選挙権など民間人としての権利義務関係も新たに発生することになり、これまで外出の際は、皇宮警察が身辺警護に当たっていましたが、今後は、警視庁など一般の都道府県警察に管轄が移ることになります。
インタビュー
報道陣とのインタビュー
ご挨拶~「おめでとう」の声に幸せをかみしめる~
守谷さん:
今日という日を迎える事ができて有り難いと思います。
本日、多くの方に温かく見守っていただいき、ご縁に改めて深く感謝申し上げます。
絢子さま:
曽祖父にあたる明治天皇がまつられている明治神宮にて、式を挙げることができて、うれしく思います。
また、公務で行った地方では「おめでとう」と多くの人に声をかけてもらい、明治神宮にも多くの方にいらしていただき、なんと幸せな事かとかみしめています。
Q新生活に向けて~両陛下をお支えすることに変わりない~
絢子さま:
皇族の一員に生まれるということは、両陛下を支えることと教わってきました。
皇籍を離れますが、元皇族として、両陛下をお支えることに変わりはありません。
今後の新生活について、自戒の念を込めて申し上げると、日常に慣れ過ぎず、かけがえのない日々のささいな事を、きちんと幸せや喜び、楽しさを2人で感じていきたい。
守谷さん:
絢子さまにとっては、いままでの生活と違う部分があろうかと思う。
私がしっかり支え、2人でしっかり手を取り合って、前を向いて笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと考えています。
Q.家族について~父がここにいないことが残念…父と母のような夫婦に~
守谷さん:
今日に至るまで、30年余り育てていただき、特に私がつらい時も家族に支えてもらいました。
思い返すと、感謝の気持ちでいっぱい。
今後は2人で良き夫婦として日々を過ごしたい。
母も喜んでくれていると思うので、今後とも見守ってください、と声をかけたいです。
絢子さま:
この両親の間に生まれて幸せだった28年間でした。
両家の祖母たちが元気なうちに、晴れ姿を見せる事ができて、うれしく思っています。
私の家族に対する気持ちは、結婚しても変わるものではありません。
家族からも、今までと変わらず愛情をもって見守ってもらえるよう、2人で協力してまいりたい。
父がここにいない事が残念ですが、父もきっと結婚を喜んでくれていると思うし、父と母のような夫婦になれるよう努力すると伝えたい。
Q. 指輪について
絢子さま:
人様にお見せするために買ったものではございませんので(笑)
Q.衣装について
守谷さん:
私はこういう衣装をされるという事は聞いていたが、拝見するのが初めてだったので非常に美しいと思いました。
絢子さま:
今日のために仕立てたものですし…、(守谷さんの)シルクハットは父の物お貸ししているので、とてもうれしい。
緊張していたが、(ご自身の姿が守谷さんに)どういうふうに見えるかな、とドキドキしていた。
これからも高円宮家をよろしくお願いします。(笑)
新婚生活は都内のマンションでスタートされるとのことです。