銀杏(いちょう)・銀杏(ぎんなん)の実の栄養 フライパン・レンジ簡単な食べ方 防虫効果
いちょうが金色に輝くと秋の深まりを感じます。銀杏並木の落ち葉のはらはら降りる様はきれいですね。ひとつの季節のフィナーレ。これからの長い冬の暮らしへの神様からの贈り物のようです。でも、ドライバーにとっては葉や実が滑り危ないし、やっぱり臭い…。
銀杏の実
銀杏の実、きっとこれも神様からの贈り物に違いない。火を通すと透明感のある翡翠色になり美味しい。もっちりと濃厚な味わい。(実といっても種の中の胚乳)
銀杏の栄養効果
銀杏には、でんぷん、カロテン、ビタミンCなどが含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、身体の免疫力も高めてくれます。
カリウムをはじめ、マグネシウムやリン、鉄など、骨を作るのに欠かせないミネラルを沢山含んでいます。
銀杏には、多くの栄養素が含まれているのです。
中国や日本でも、古来から民間療法で活躍しており、せきや痰、また、夜尿症にも効果があるそうです。
銀杏の実の食べ方
銀杏好きな方にはぜひ専用の道具をおすすめしたい。ネット通販や便利な家庭・調理器具を販売するお店で銀杏割専用ペンチとフライパンが購入できます。殻を包み込むようになっているペンチと網の付いた小さなフライパンです。
キッチンバサミについているギザギザは銀杏に穴が開いて上手く割れなかったり、手も危険な感じがします。レンジは簡単でいいのですが、フライパンの方が香ばしくて美味しくいただけます。
●フライパン
銀杏の殻にヒビを入れフライパンで炒る。
●レンジ
銀杏の殻にヒビを入れ、封筒に入れて折口を2回折り、500Wのレンジで約1分加熱。
パンパンと音がしたら出来上がり。
ムラがあれば、出来たのを取り出し、様子を見ながら再度加熱。
加熱しすぎは硬くなってしまいます。熱いのでやけどには注意して下さい。
熱いうちに塩で!シンプルに銀杏自体の美味しさが分かる。
茶碗蒸しに入っていると当たり感があります。土瓶蒸し、天ぷら、おでんにも合いますね。
銀杏そのものを加工したというスナック菓子。おいしいんですが、期待が大きすぎたのか、私的には微妙でした。
保存
新聞紙に包んで冷蔵保存で2週間。
長期保存であれば冷凍保存。
殻を割り、実を少し水にさらします。薄皮がむきやすくなります。
塩茹でして水分をふき取り、冷まし、空気が入らないように冷凍保存。
小分けにしておくと使いやすそうですね。
殻付きのまま冷凍も可。炒って食べたい方にはこちらがおすすめ。
1ヶ月位もちますが、実が縮んでしまうところが難点。
食べ過ぎに注意
銀杏には、メチルビリドキシンという中毒物質が含まれており、中毒性があるそうなので食べ過ぎには注意して下さい。
大人 20個
小児 5個
くらいでしょうか。体調が悪いと大人でも5~6個で中毒症状がおこるそうです。
●中毒症状
嘔吐、痙攣、呼吸困難、めまい、意識混濁、便秘、発熱
体調不良を感じたらすぐに病院に行くようにしましょう。
お得に買える
街の百貨店ではパックにパラパラと少量入っていて高いのですが、地方のスーパーや山の方のお土産屋さんでは小袋にいっぱい入っていてリーズナブル。大きさは不揃いですが味は一緒です。
銀杏は色が白く、ハリ、ツヤがあり、実が詰まっていて大きいものを選ぶようにしましょう。
銀杏の葉の防虫効果
銀杏の葉には防虫効果があります。
本のしおり、衣類用にタンスに入れてもOK。銀杏から分泌されるシキミ酸を虫は嫌うそうです。オーガニック素材で無臭、経済的です。見た目も素敵ですよね。
●作り方は簡単で洗って、干して、不織布などの通気性のよい袋に入れるだけです。
銀杏の葉はきれいに洗い、2~3日干す。干すとパリパリになります。ガーゼや不織布の袋に入れる(お茶パック等おすすめ)。大きめの袋でリボンを付けてサシェ風にしてもかわいいですよ。
効果は2年くらい続くそうなので是非お試しください。