華やかな「饗宴の儀」 料理は和食・和やかな雰囲気
即位礼正殿の儀が行われた22日の夜、皇居では外国元首、王族など約400人が「饗宴の儀」に招待され祝宴が行われました。
色とりどりの民族衣装・正装での出席者、会場は華やかで和やかな雰囲気。
両陛下も各国と交流があるので自然な挨拶を交わし、直接ご歓談。
こんなにも多くの国々が一堂に会し、これほど穏やかな感じになるのは日本独特なのではないでしょうか。
目次
饗宴の儀
午後7時、「饗宴の儀」の参列者が皇居・宮殿に続々と到着。
正殿「松の間」で高御座(たかみくら)御帳台(みちょうだい)の装飾の説明等を受けながら見学。高御座には「鳳凰」「麒麟」等が描かれている。
その後、宮内庁楽部による舞楽「太平楽」を鑑賞します。
ウェルカムドリンクが配られ、豊明殿でお食事。テーブルには菊の花も飾られています。
ブルネイのボルキア国王と陛下が入場すると立ち上がり迎えられた。
陛下は、燕尾服に勲章。
雅子さまは、ローブデコルテにダイアモンドのティアラ。
料理は和食
22日の献立は前菜▽酢の物▽吸い物▽加薬ご飯▽焼き物▽揚げ物▽果物-など9品目。鯛の姿焼きや牛肉アスパラガス巻きなど、平成の献立をベースにした通常メニューのほか、魚介や肉の代わりに野菜や高野豆腐、湯葉などを使った「菜食主義」メニューや、イスラム教の流儀に則して処理した「ハラルミート」と呼ばれる肉を使用したメニューも選べるようにした。
日本の食材を生かした料理で、ドリンクは日本酒、ワイン、ジュース等。箸の他にフォークやナイフも用意されています。
気品のある海外の王族
海外の王族、歩く姿にも気品があります。
宮殿に入るスペインの国王フェリペ6世と王妃
オランダのウィレム・アレクサンダー国王と王妃
今後は
祝宴は遅くまで続き、午後11過ぎ無事終了。お帰りも沿道の人々に笑顔で手を振る両陛下。
前回(上皇陛下)は7回行われた祝宴は、簡略化、陛下のご負担も考え4日間で4回(25日、29日、31日)行われるとのことです。
パレードは来月10日。
2回目以降の饗宴の儀
25日
25日、皇居では、天皇陛下の即位を祝う2回目の饗宴の儀が行われました。
今回招かれたのは、国内の来賓。
安倍首相など、三権の長のほか、ノーベル賞受賞者の山中伸弥さんや本庶佑さんなど、400人以上が出席しました。
カーテシーと雅子さまの笑顔が話題に
海外の王族を迎える天皇皇后両陛下。
赤坂御所「茶会」・デンマーク皇太子夫妻を出迎える時のこと
メアリー皇太子妃が雅子さまへひざを曲げて挨拶をすると笑顔で抱きかかえるようにするシーンが話題になっていました。
「このシーンのお二人とも好き 仲がよさそうで明るい笑顔が素敵」
「人間性が現れてとても素敵」
「感動的」
ネットではこのようなコメント。優雅で上品、とても好感がもてますね。
元々、とても仲の良い雅子さまとメアリー皇太子妃。敬意を払ったカーテシーをしなきゃねといったところに雅子さまがいやいやいいのよ(笑顔)といった打ち解けた間柄が見えたシーンだったのかもしれません。
カーテシー
ヨーロッパの伝統的なあいさつ。女性のみが行う。片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたままあいさつをする。これは、ひざまずこうとする意思を示している。
29日
3回目となる『饗宴(きょうえん)の儀』が皇居で行われ、国会議員や知事のほか、国民栄誉賞を受賞した王貞治さんや高橋尚子さんなど、約700人が参列した。これまでとは違って立食形式だったのは、儀式の回数を平成の7回から4回に減らした分、1回あたりの人数を増やすためだという。参列者は皇居・宮殿内の2会場に分かれたが、天皇陛下はそれぞれの会場でお言葉を述べ、懇談された。