宮城県大和町・吉岡八幡神社 島田飴まつり「島田飴」良縁の御利益
宮城県大和町の吉岡八幡神社で10時から販売が開始される「島田飴」を求めて約300人が列を作りました。年に1度このおまつりでしか販売されない飴は良縁にご利益があるという。お嫁さんの髪型を模った美しい飴細工。
島田飴
良縁を求める人たちが、大勢訪れました。宮城県大和町で、14日に縁結びのまつりとして知られる「島田飴まつり」が開かれ、縁起物の飴を買い求める人たちで賑わいました。
宮城県大和町の「吉岡八幡神社」にできた長い行列。お目当ては、年に1度、このまつりの日だけ手に入れることが出来る「島田飴」です。花嫁の髪型「高島田」をかたどった飴細工の縁起物で、縁結びのご利益があるとされています。14日は、1個1000円、2000個限定で販売されました。
1個1000円。1人3個まで。
当日8:30から引き換え札を販売し、10:00から交換します。
購入後は
「島田飴は神棚などにお供えしてから、正月明けに割ってなめるとご利益がある」と言われていて、今年は2000個が用意されました。
花嫁道中行列
また、14日には、昔の花嫁道中を再現した行列が、町の中心部を練り歩きました。この「島田飴まつり」は、400年あまり前に花嫁への恋わずらいで寝込んだ神主のために、村人が「島田飴」をつくって奉納したところ、病が回復したことが始まりといわれていて、以来、縁結びの祭りとして大切に受け継がれています。
島田飴を奉納する花嫁道中行列は10:30~13:00
神社近くの吉岡地区商店街を車両通行止めにして実施されます。
島田飴まつり・概要
12月14日に催される400年以上の歴史がある良縁祈願のお祭りです。
島田飴まつり
開催 | 毎年12月14日 |
会場 | 吉岡八幡神社(宮城県黒川郡大和町吉岡字町裏39) |
お問合せ |
022-345-3106 |
一つ一つ丹念に作られる
良縁祈願の縁起物として当日販売する島田飴作りが最盛期を迎えた。
島田飴は、花嫁が着けるまげ「高島田」をかたどった飴細工。水飴に砂糖を入れて練り、型取りから飾り付けまで手作りで仕上げる。スタッフ約40人が日替わりで町内の工房に集まり、10月下旬から1日100個のペースで作っている。
島田飴まつり伝承会の児玉金兵衛会長(46)は「訪れた人の良縁がかなうよう、一つ一つ真心を込めて作っている」と語る。
アクセス
●仙台地下鉄・泉中央駅より車(タクシー)で約30分
●東北自動車道・大和ICより車で約10分