就活がなかなか上手くいかない。

その原因は履歴書の写真かも。

今、就職活動をすると先ず、書類選考があるものが多いので、書類選考に通らなければ面接に進むことができません。

パート・アルバイトでも書類選考あり？会わずに書類の段階で不合格？あるんです。本当に今の就職活動は厳しいです。

「どんな人が来るのかな」「どんな人と一緒に仕事をすることになるのかな」と履歴書の写真は見られているものです。

丁寧に書かれているか、書いてあるものの内容はどうか、書類の扱いからその人の考えや常識も見られますが、写真も応募書類の印象を左右するものの一つです。

就職活動を成功させるにも写真は、重要な役割を果たしています。

実際に「写真を変えたら面接に呼ばれるようになりました。やはり、違うんですね。」という人もいますので、是非参考にしてみて下さい。

 

 

いい写真を撮るには

 

履歴書用の写真は出来れば写真屋さんで撮った良い写真を使った方がいいです。

昔よりスピード写真は悪くないのでですが（湾曲して写る）、

写真の厚みが違いものの良さがあります。

 

良い写真屋さんを選ぶ 腕のいい写真屋さん・・・ＨＰで確認。「ここの写真屋さんが上手だよ。」といった評判・口コミも参考に。 馴れているところ・・・学校御用達の写真屋さん、賞を取っている写真屋さん等。証明写真の他にメディア系等スナップ写真もその会社専用の応募書類に添付する場合がありますので写真屋さんに相談してみてもいいですよ。 馴れているところや腕のいい写真屋さんは、撮影の時に「少し左肩上げて下さい。」「ちょっと右向いて顎を引いて下さい。」等、直前にも修正を入れてきます。きれいに撮るセンスが身についています。 カラーも調整：写真で撮ると光をあてられるため白っぽくなったり、また、顔のくすみが気になる人は少しカラー調整してもらうといいですよ。少し赤っぽく（茶系）すると健康的、やわらかな印象になるし、トーンをあげると明るい印象になります。繭も薄くなると怖い印象になったりしますのでメイクは若干しっかり目の方が写真向き。口紅の色もあまり薄いと顔色が悪く見えるのでチェックして下さいね。

 

年齢・業界・社風により

 

若年者はリクルートスーツ、髪はスッキリ清潔感がある感じに。

その業界、会社に馴染むような感じの方が人が好まれる傾向にあります。

どういうことかと言うと、アパレル系でお店にいる女性と金融系で窓口にいる女性では、皆さんがイメージする女性は違うと思います。アパレル系ではやはりファッショナブルな華やかな女性が多いですよね。金融系では清楚な女性が多いと思いませんか。扱っている商品やサービスによって違ってきます。お金を扱う会社であれば、社会の信用も大事なイメージになります。履歴書用証明写真はファッショナブルには出来ないので微妙な差になるかもしれませんが、それを知っているかがまた大きな違いになります。

業界・その会社でどのような人が好まれるのか、下調べをしておくといいですよ。

 

　　

 

先ずは、形から スーツ

 

証明写真は胸から上を写すものですので、髪型・顔（表情）・服装 でどう好印象にするか、どう見せたいか、相手から見てどうか。これを意識できているかいないかで写真の出来は大きく変わります。

スーツやジャケットは高いものでなくていいです。清潔感が大事です。

上着を着て撮る。夏場の暑い時は、上着は持っていき、撮る直前で羽織る。

スーツの色は黒がフォーマル。薄い色はカジュアル感があります。

黒、紺、茶、グレーの濃い目の色を選んだ方がビジネス的には好印象です。ですが、4～50代から女性では、少しやわらかい色の方が顔映りが良かったりする場合があるのでどの色目が合うか上着を羽織り鏡でチェックしてみて下さい。

インナーの色は白。女性は、薄い色のブラウス、リボンタイ、丸襟等、男性は、落ち着いた色のネクタイを選び、襟にはボタンやステッチなど飾りがないものを選んで下さい。

NG：派手な柄の入ったもの、ビビットカラーの色、太い線のストライプスーツは避けた方がいい。服に汚れ、シワがついていないか、フケが落ちていないか、清潔感が大事ですよ。

 

引用：写真AC

 

髪型

 

前髪は、目にかからないように。薄くとった前髪が揃ってないのも気になります。整髪剤やワックス等で前髪を上げたり、分けたり、ウエーブならウエーブ、ストレートならストレートに整えてキチンと感を出しましょう。ネコ毛やくせ毛の人は工夫してみて下さいね。男性は髪が耳にかからないくらいに整えて下さい。

髪の色も皆さん気にされています。中途採用のアパレル系等は髪は黒より少し明るい色の方が洋服に合いますよね。食べ物を扱う業界や営業・事務系は清潔感が求められますので黒っぽい髪色のほうがいいでしょう。一時的にはスプレーという手もありますが、それを求められる業界・職種であれば就活中は染めてしまった方が楽だと思います。もちろん今は髪型服装自由という会社もあります。

 

 

表情は？微笑

 

履歴書の写真を見ると「ん？本人の方がよっぽどいい。」という場合がよくあり、本人にそれを言うと本人も「よく言われます。」と答えたりします。

もったいない。

口角を上げる

　

引用：イラストAC

ちょっと口角を上げるだけで明るい印象になります。

普通に写真を撮ると「なぜだろう？犯罪者っぽくなる。。。」と言う人（本人）がいます。写真を見せると「不満でもあるの？」と聞かれる。暗い印象になってしまうという人は結構います。

人って暗い人と一緒に働きたいでしょうか。いる、実際の自分は明るくない、偽りたくないという人もいるかもしれませんが、ここは履歴書用証明写真、一瞬の話しです。書類選考に通る写真撮りの話しです。

よく面接で第一印象が大事という話を聞くと思います。書類選考がなされる今の就職活動で履歴書の写真がその人の第一印象の役割をしているといってもいいのではないでしょうか。

人の表情、口角を上げる。穏やかな表情は見る相手に不安感を与えません。安心感を与えます。この人に仕事を任せようかという信頼感まで持つかもしれません。表情はつくることができます。お金が掛かるものでもありません。

このちょっとしたことが印象を良くするので是非実戦してみて下さい。

 

鏡を見て練習

 

表情

微笑の練習をしてみて下さい。歯を見せての笑いではなく、モナリザ位の微笑みがいいと言われます。落ち着きがあり、穏やかな表情、人に安心感を与える表情はどこくらいの表情か自分で知っておくと写真だけでなく、その後の面接や入社してからもきっと役に立つはずです。

髪型

髪型も先ず、自分でチェック。一般的に顔を出した方がいいと言われますが、顔型、顔のつくりによりその人に合う髪型があります。前髪をアップにしたり、横に分けてみたり。横の髪を耳にかけてみたり、一つにまとめるだけでなくバレッタでサイドの髪だけ上に上げてみたり。自分では分からない時は人に聞いてみても。意外な答えが返ってくるかも。自分ではいいと思っていても他から見ると別の方がいい場合もあります。客観性も大事です。

 

 

スピード写真できれいに撮るには

 

引用：イラストAC

 

膝に白いハンカチを

写真屋さんでする反射板の代わりになるものです。顔色を明るくする効果があります。

●髪型を整える：寝ぐせがついてませんか？目に前髪がかかっていませんか？

●服：ネクタイは曲がっていないか、ブラウスやシャツの襟は整っているかチェック。

●高さの調整：体の大きい人は前のめりになると写真一杯に顔というような仕上がりになってしまう場合があるので調整して下さいね。

口角を少し上げていい表情で撮ってくださいね。

 

履歴書用の証明写真のサイズは？貼り方は？

 

履歴書用の写真サイズは、縦4.0cm × 横3.0cm です。

私は、出来れば縦横（1ｍｍ）若干大きめにカットすることをおすすめします。

ほんの少しの違いかもしれませんが、比べると立派な書類の印象になります。ちょうどサイスだと履歴書の写真を貼る位置の点線が見えてしまったりしますので。

 

写真は、履歴書を書いてから貼りましょう。書き損じてから剥がすのは大変です。貼る場合はステックのりの方が水のりよりきれいに貼れると思います。

履歴書はシールタイプよりものり付けタイプがおすすめです。

不採用で履歴書が戻ってきた場合、のり付けタイプはきれいに剥がすことができます。写真の周りをハサミでカットして小皿に水を張り写真を入れておくときれいに取れます。いい写真は高いので次に使いたいですよね。

証明写真は少し大きめにカットして、ステックのりで裏面に端までしっかりぬって貼り、よく乾かしてきれいな書類を仕上げましょう。