面接が急に決まってしまった 長所、志望動機、退職理由…何をどう準備したらいい?

今の就職活動は、応募受付(エントリー)→応募書類を送る→書類選考→面接という具合に時間が長くかかることが多いのですが、求人の公開からしばらく経ってからの応募の場合や応募者がある程度集まったタイミングで応募すると「今、選考中の人と一緒に面接をしたいと思うので明日来れますか?」と言われたりします。

心の準備も出来ていないまま「ああ、はい。」と返事をしてしまい(ほとんどの場合するしかありませんが)、面接に行くケースがあります。

出来ればちゃんと準備をして万全の態勢で面接に臨みたいと思っている会社ほど、何故かそうだったりします。

面接が急に決まってしまった場合は、どうしたらいいか。

普段なら答えられたはずの質問も準備不足の為失敗した。。。というのは避けたい。

まずは、焦らず、焦ってもいいことはありません。今、出来る時間で何を準備したらいいのか、よく聞かれる質問は何か。相手は何を聴きたいのか?的を得た回答はどうゆうものか。テストの一夜漬けのようですが、やらないよりいい。整理して面接に臨みましょう。

 

 

面接時、聞かれる質問は?

 

長所と短所仕事の経験退職理由志望動機

聴かれる可能性が高いと思いますのでここだけは自分の考えを固めて行きましょう。

 

持参する場合の書類は?

 

持参する場合の書類は、どのように持って行ったらいいか。

持参する場合は、添え状(カバーレターや頭紙といったもの)は要りません。

履歴書や職務経歴書といった応募書類のみを封筒に入れる(出来ればクリアケースに入れる)。

封筒は宛名、差出人を記入し、封はしないで持っていくのがベストだと思います。

「書類は?」と言われ出した時、「封筒は要らないよ、中身だけで」と言われる場合があります。その時、スッと中身だけ出せるようにしておくといいと思います。

 

 

あなたってどうゆう人ですか?

 

面接の前半部分で聞かれる可能性が高い質問です。

長所と短所、自己PR、セールスポイント、強みといった質問は、言葉は違いますが、中身は一緒です。

あなたってどうゆう人?ですかという質問になります。

応募者側もそちらの会社ってどうゆう会社ですか?と思うでしょう。これから起きている間の7~8時間、通勤時間を含めると1日の間に多くの時間を割く会社です。会社側も同じです。これから一緒に働いていく仲間を探しているのでどんな人なのか聞いてくるのは当然です。

その当然の答えを持っていかなければなりません。そして、言葉が違って同じ内容の質問がくるかもしれないということは、出来れば長所は2つ以上考えておくといいです。

 

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自分のことなのに自分のことが分からない。

長所と短所は表裏一体。長所の裏側に短所があると思って下さい。必ず人にはいいところがあって、人の良いところって一つではないはず。

あなたは、人からどんな人というイメージをもってもらいたいですか?

 

長所

 

長所、強みを面接の時に話す場合は、定型と言ったらいいかパターンがあります。

結論を言ってから、それを裏付ける説明やエピソードを話すということです。

私の長所は○○です。その後になぜならば~でと説明するという形になります。

キャリアのあるかにはお馴染みですね。ビジネス界では先に用件を言う。電話でも先に「○○の件でのお電話ですが、担当の▢▢さんいらっしゃいますか?」と用件を言います。友人・家族等気心が知れた人との会話は何から話しても組んでくれると思いますが、初対面である面接官となると話し方に工夫が必要です。私を雇って下さいという面接に来ているということを忘れないようにして下さい。

 

短所

 

短所を言う場合の注意点。言いっ放しにしない。「短所は○○です。」終了。ではなく、そうならないように工夫している、努力していることも言いましょう。自分の欠点を理解していて改善しようとしているということまで伝えます。

 

何かいい言い方ないかな。。。

 

日本人的感覚で自分をアピールするのが気恥ずかしいと感じる人も多いでしょう。

「よく人から~な人だねと言われます。」という話法。

人が言っているということで気恥ずかしさが軽減するのと私だけなく他の人も言っているんですよという客観性が出るという利点があります。

機会があれば使ってみて下さいね。

 

仕事の経験

 

「今までの仕事の経験をお聞かせください。」「前の職場ではどのような仕事をしていましたか?」

この仕事の経験の質問の裏にはその経験から何を学びましたか?と聞いてきています。

なので、その仕事の経験から私は○○を学び得たまで答えるようにして下さい。

「チームワークの大切さ」「信頼」「効率」何でもいいんです。

どんな風に働いてくれるの?ということもチェックされています。

仕事への姿勢、意欲も示す。

と言われても。。。どうすればいいのか、そこがいつも上手くいかないんだよねと思う人もいれば、いやいや、面接に行っているんだから働きたいに決まっているだろと思う人もいるかもしれません。

入社前にそんなことを求められてもと思うかもしれませんが、これは自分がどんな風に働きたいか想像しないと湧いてこない思います。時間があればその業界で働いている人やOBに話しを聴いたりもしたいところですが、ネットで職種別に1日の流れを紹介している会社もありますのでチェックしてみて下さい。

そこから自分がその会社に入社したならば、どんな風に働くか、働きたいかを想像する。いかに想像できるか、想像できないとこんな風に働きたいとなかなか言えません。故に経験者が強いと言われるところです。

また、面接時は基本姿勢※とともに面接官が話しているときは少し前傾姿勢になる。「はい、はい」「ええ」と相槌を打ち、あなたの話し、仕事へ興味がありますと示すことも大事です。

 

※基本姿勢:参考 就活・面接マナー 服装は?何分前に行く?…

 

退職理由

 

「なぜ前職を辞めたのか」「退職理由は何ですか」「我慢は出来なかったのか」

この質問の裏には、わがままなんじゃないの?という質問・疑問が隠れています。

なので

「人間関係で辞めました。」「上司が凄いパワハラで。。。」

という答えは避けたい。

それが正直なところかもしれませんが、退職理由は2~3あると思います。1番を出さなくてもいいんです。「会社や人の悪口を言っている」「うちに来ても上手くやっていけるかな?」とかえってあなたのイメージが悪くなったりします。「あの上司と部下が合わない」「この部署が上手くいっていない」とどこの人事も人間関係に頭を悩ませているのです。

2番目か3番目にキャリアアップしたいとかはありませんか?

退職理由はどうしても後ろ向きなイメージになってしまいますが、「~したい。」と言った未来を語る前向きなイメージになるようにしましょう。

 

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志望動機

 

志望動機、これは一番聞かれる可能性が高いと言っていいでしょう。

たまに

「志望動機、聞かれませんでした~」

「は~?」

ということもありますが。。。

 

「志望の動機は何ですか?」「なぜ応募しましたか?」「志望動機をお話しください。」といった質問は

業界でいっぱい会社がある中で何でうちなの?

と聞いています。

○○業界だからという答えでは、「じゃ、他の会社でいいんじゃないですか?」となります。

出来ればそこの会社がいいんだよというものを入れるようにして下さい。

これの答えを出すには、会社のことを知らなければなりません。HPは必ずチェックして下さい。本当にいいと思ったことは伝えましょう。ちょっと褒めるくらいは話の中に入れてもいやらしくないですよ。

 

専門職であれば「この仕事がしたい」、実務があればその経験から得られたその人にしか語られない「やりがい」という実感、営業職であれば「実績」等が言えますが、事務職系は経験、資格、能力、適性(速さ・正確さ・コミュニケーション能力)等ちょっとやんわりしたものになってしまいますね。

若年者は経験がない分、仕事への意欲や情熱を前面に出す作りにして伸びるであろう可能性を示す。

共通して言えることは一貫性を持った構成にして下さい。興味、資格を取った動機、実務が別業界・別職種では「ん?何がやりたいの?」と思われてしまいます。

 

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パート・アルバイトと正社員ではちょっとニュアンスが違う

 

志望動機なのですが、パート・アルバイトと正社員では、面接官から見て少しニュアンスが異なります。

どうゆう事かというと正社員はこれから長く一緒に働く仕事の仲間。同じ仕事仲間なのですが、ほぼ今はパート・アルバイトに期間の定めがあり、関係性が若干薄い場合が多い。

特にいいとこの会社さんは、昔の古き良き日本企業の色を濃く残している。女性はお茶くみ・コピー取りとまでは言いませんが、よく言えば女性を大事にしてくれる気風が残っています(その環境が働きやすい人もいます)。お嫁さん候補・肩たたきがある会社で、お茶くみ・コピー取りに熱意の籠った意欲的な志望動機を書かれて正社員以上にバリバリ働かれても煙たがられるだけです。従順さ、素直さ、家・職場から近いです、他の人とコミュニケーション上手くやれます、ルーティンワーク嫌じゃないですといった使いやすさをアピールした方がいい場合があります。

 

逆質問の答えを準備

 

「何か質問はありませんか?」

最期の方にくることが多い問い掛けです。

 

休暇や給与の質問は慎重に

 

外国人からすると給与の話しもしないで仕事を決めるのか?と驚かれるかもしれませんが、日本はまだまだ。質問したい場合は、先に「仕事の内容について詳しく知りたい」等の意欲を見せてから質問するようにしましょう。先に「いくら給与がもらえるのか」「休みはどのくらいもらえるのか」聞かれてもね。相手の立場になれば分かりますよね。

男性昇給有、女性昇給無(そして女性は低賃金)の会社に女性の方が給与の話しをしたら「うちはこの給与でよろこんで働いてくれる人がいい」と内定取り消しされたケースが実際にあります。

良い会社じゃないかと思い面接に行った。ただ給与に幅があり一番下のラインでは生活が出来ない。でも面接ではそんな話はされず、選考結果は内定だった。「採否に関わると思って面接で給与のことは聞けませんでした。」という場合は、入社前に「お時間いただけないでしょうか?」と言って時間を作ってもらい労働条件を確認してから「宜しくお願いします。」「辞退します。」といった答えを出すようにしましょう。出来れば書面で。後々、言った、言わないでトラブルにならないように。

 

準備していたのに真っ白になってしまった場合の対処法

 

「ありません。」だけでは、相手もうちに興味があるのかな?とがっかりしてしまいます。

わかりやすい説明でしたので質問はありません。

是非、働かせていただきたいと思いますので宜しくお願い致します。

と最期まで押す。どうでしょう、ただ「ありません。」と言うより印象が良くありませんか?

もちろん、面接している間に「ああ、この会社ないわ~」と思えば、それを言う必要もありませんが。

 

 

後は応用で

 

基本を固めたら後は応用で

訓練された面接官ほど掘り下げて聞いてきます。

「あなたは何故そう思ったんですか?」「それは何故ですか?」と。

掘り下げして質問されても大丈夫なように時間に余裕があれば枝葉の質問の対応も考えておきましょう。

履歴書や職務経歴書の書かれた内容も聞かれる可能性が高いと言えます。面接前に目を通しておいて下さいね。出来れば業界に関係あるニュース、時事問題も。

 

 

当日は笑顔で、睡眠は十分とるようにして下さい。

 

 

 

 

 

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