「母の日」 カーネーション 始まりは?花の選び方・花言葉
5月第2日曜日は母の日。
5月に入るとお花屋さんではカーネーションをよく見かけ、母の日のプレゼントどうしようか…。ということも話題になってきます。
赤いカーネーションが定番ですが、今は、パステルカラーやお母様のイメージに合ったようなカラーの花のアレンジも人気のようです。
他には、長持ちする鉢植え。時期的に紫陽花や寄せ植えなんかもかわいいですね。
もっと長持ちするもの!となるとプリザーブドフラワーやハーバーリウムも置くだけで手間いらず、美しさそのままで大人気。温度で花の色が変わるというものまであります。
花より食べれる物の方がいいわというタイプの方にはスイーツ。いつまでもきれいでいてねとコスメやハンドクリーム。最近は自分ではなかなかいかないちょっと贅沢なレストラン、旅行、エステ等の体験型ギフトも喜ばれているようです。
さて、もう当たり前になっている母の日やカーネーション。その起源やイメージはどこからきているのでしょうか?
引用:写真AC
母の日っていつから始まったの?
それは1907年、アンナ・ジャービスが亡き母を偲んで教会に白いカーネーションを贈ったことが起源になります。ざっと100年前のことですね。
●アン・ジャービス
アンナ・ジャービスの母、アン・ジャービスは、アメリカ・独立戦争時代、負傷兵の衛生状態を改善するための社会活動を行っていた。
ミセス・ジャービスは11~13人の子を生み、麻疹、腸チフス、ジフテリアの病気で1人失い、2人失い…、生き残った子どもは4人。それが、小児病および非衛生的な条件とたたかう運動の源となりました。
戦争後も暴力や脅迫にも負けず公演、教会の日曜学校で教えていた。彼女は心臓を患い、1905年5月8日、子どもたちに囲まれ亡くなる。
●アンナ・ジャービス
アン・ジャービスの娘、アンナ・ジャービスは、翌年、母が日曜学校で教えていた教会で自分の母を記憶する記念的礼拝を企画、2年目となる1907年5月10日、500本の白いカーネーションを贈った。
1914年「母の日」はアメリカの記念日となり、5月の第2日曜日と定められました。これが多くの国へ広まっていく。
引用:写真AC
白のカーネーションって素敵ですね。5月の爽やかな気候、グリーンとの相性もいい。
●日本では…
1913年、青山学園で母の日礼拝が行われた時、アンナ・ジャービスからメッセージが届き、当時の女性宣教師たちが熱心な働きかけをしたことが、日本に「母の日」が定着するきっかけになったとされる。
●世界の「母の日」
世界の母の日は、3月だったり夏だったり、冬だったり。世界中、母を思う気持ちにはかわらないんですね。
5月第2日曜日母の日:日本 アメリカ カナダ オランダ ドイツ イタリア 香港 台湾 中国 ブラジル スイス等々
カーネーション
学名: Dianthus caryophyllus L.
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。
原産:南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸
別名:オランダナデシコ、ジャコウナデシコ(麝香撫子)、オランダセキチク
花色:赤 ピンク 白 黄色 オレンジ 紫 複色
名前の由来は、ラテン語:carn(肉)色の花 だとか諸説あり。
白いカーネーションは十字架のキリストを見送った聖母マリアが落とした後に咲いた花。赤いカーネーションは復活をしたキリストを象徴するんだとか。
●育て方
日当たりが良く、乾燥したところを好みます。
高温多湿には弱く、梅雨時期はカビが発生して病気になることもありますので風通しの良いところで管理して下さい。
耐寒性はありますが、冬は直接強風が当たらないようにします。
水やりは、土が乾いてきたらたっぷりと与えて下さい。
肥料は夏の高温期を除いて、月に1回位で大丈夫です。
●選び方のポイント
茎に弾力があってがくの部分が硬くつまった感じのものが新鮮です。古くなると花びらの間から白いヒゲのようなものが出てきます。
プレゼント用は6~7分咲きのつぼみ姿を残すもの、自宅用は8分咲きくらいが満開時期を長く楽しむことが出来ますよ。
花言葉
●全般的に…
あなたを熱愛します、純粋な愛、感動
●花の色では…
赤:母への愛
ピンク:熱愛の告白 感謝の心 上品・気品
白:私の愛情は生きている 純粋な愛 尊敬
黄:軽蔑 嫉妬
オレンジ:熱烈な心
紫:誇り 気品 気まぐれ
青:永遠の幸福
虹色:感謝
複色:愛の拒絶
「母の日」カーネーションと共に「ありがとう」と伝えましょう。