天皇陛下 宮中三殿に退位の報告「期日奉告の儀」

天皇陛下、退位に向けての行事が始まりました。

退位に向けての一連の儀式は全部で11あり、4月30日の「退位礼正殿の儀」は、国事行為として皇居・宮殿「松の間」で行われます。

存命中の天皇陛下の退位は、1817年の光格天皇以来、約200年ぶりとなるとのことです。

 

期日奉告の儀

 

天皇陛下は、歴代天皇、天照大神、国内の神様に退位をする日が4月30日になったことを日本古来の言葉で報告されました。

宮中三殿

 

天皇陛下は12日、皇居の宮中三殿で、自らが退位することを歴代の天皇などに報告する「期日奉告の儀」に臨まれました。

宮中三殿は、皇室の祖とされる天照大神をはじめ国内のさまざまな神様や、歴代天皇などの霊をまつる場所です。

引用:三重テレビ放送

日本は、八百万(やおよろず)の神様ですのでね。

 

「御告文」を読んで退位の報告

 

皇族方が見守るなか、重要な儀式で天皇のみが着用できる古式装束「黄櫨染袍(こうろぜんのほう)」をまとった陛下は、まず、天照大神をまつる賢所に入り、「御告文」を読んで4月30日に退位することを報告されました。

この儀式で、陛下の退位と、皇太子さまの即位に伴う一連の代替わりの行事が本格的に始まったことになり、午後には御所で、伊勢神宮などに天皇の使い「勅使」を派遣する儀式も行われました。

引用:三重テレビ放送

 

 

黄櫨染袍

 

黄櫨染御袍とは、平安時代以降の日本の天皇が重要な儀式の際に着用する束帯装束の、「黄櫨染」の色の袍のことである。

引用:Wikipedia

 

黄櫨染(こうろぜん/はじぞめ)は櫨の樹皮と蘇芳から染め出される色で、天皇以外には着用できない禁色。技術的にこの色を出すのは難しいようです。陛下の衣には何か紋様が織り込まれているようですね。

黄櫨染。背景には、中国・隋以降、黄色が尊い色とされ、唐の時代からは皇帝専用の色となり、その流れを汲み日本に伝わりました。日本らしい落ち着きのある黄色です。

また、太陽の色という説もあります。

 

天照大御神

 

日本の神道。主神、天照大御神は太陽の神様で女神様です。

 

天照大神(あまてらすおおかみ)、または天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本神話に主神として登場する神。 女神と解釈され、高天原を統べ、皇祖神にして日本国民の総氏神であるとされる。『 記紀』において、アマテラスは太陽神の性格と巫女の性格を併せ持つ存在として描かれている。

引用:Wikipedia

 

 

今後の予定

 

陛下は、25日から京都府と奈良県を、そして4月18日には伊勢神宮を訪問し、退位を報告されます。

4月30日の退位当日は、皇居・宮殿の「松の間」で「退位礼正殿の儀」に臨み、天皇として最後の「おことば」を述べられます。

なお、伊勢神宮では、例年4月に行う神楽祭を新天皇の即位を祝う行事として5月に行い、参拝者に菓子を振る舞うと発表しました。

引用:三重テレビ放送

 

 

 

 

 

 

 

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