古代アンデス文明展2018仙台市博物館で7月27日より開催
古代アンデス。私達人類の祖先が遠い地で神殿(太陽神)やピラミッドをつくり「インカ道」を整備し「ナスカの地上絵」を残し、空中都市「マチュ・ピチュ」を築いた。文字を持たなかったアンデスの人々。インカ帝国が16世紀わずか168人のスペイン人の侵略によって、なぜ崩壊したのか?
概要
この展覧会ではアンデス文明を代表する9つの文化から約200点の土器や織物、黄金製品など貴重な資料を展示しています。島田 泉(南イリノイ大学人類学科教授)監修。
●古代アンデス文明展
場 所 | 仙台市博物館 |
開催期間 | 2018年7月27日(金)~9月30日(日) |
開館時間 | 午前9時~午後4時45分(入館は4時15分まで) |
休館日 |
毎週月曜日(ただし8/6・13、9/17・24は開館) 9月18日(火)25(火) |
観覧料 |
一般・大学生1500円(前売 1300円) 高校生800円(当日券のみ) 小・中学生600円(当日券のみ) ※10名以上の団体は、当日料金の100円引き ※キャンパスメンバーズ割引は、当日券のみ対象 他、各種割引がありますので詳しくは仙台市博物館へお問い合わせください。 |
住所 |
〒980-0862 仙台市青葉区川内26番地<仙台城三の丸跡> |
電話番号 | 022-225-3074 |
お問い合わせ |
アンデス文明とは
1532年スペイン人に滅ぼされる以前に南米・アンデス中央高原に存在した文明。
1万2千年前にアジアから移動してきたモンゴロイドで家畜飼育が行われていた。リャマ・アルパカ等。車輪がなかったというのが驚きである。
また、鉄の製造もなく青銅、新石器時代に近かった。火薬の製造も行われなかった。一方で脳外科的手術を行い血腫などを取り除く技術は存在した。
金や銀の鋳造が発達。
**そして謎がいっぱい**
サル、クモ、ハチドリ等のナスカの巨大な地上絵。
かみそり1枚も通さない石造建築技術。
太陽の神殿のインティワタナは生贄に使われていたのではなく日時計だった…?
アンデスの人はミイラと暮らしていた???
展示内容
アンデスの神殿には夏至と冬至を正確にわかる窓があったり、建物や壁の石がピタッと組まれていたり、段々畑のように斜面が整備されていて「なんだろう?これ?」といろいろ興味をもって見てしまいますね。色鮮やかな織物も魅力があります。世界四大文明が大運河の下・平野に発展したのに対し標高が高いところというのも興味深い。空気も薄いんでしょうね。
文字を持たなかったアンデスの人々。多くの謎に包まれています。
9つの文化よりその全貌を明らかにします。
トマトやトウガラシ、ジャガイモ等はアンデス原産。
トウモロコシはチチャというお酒に使われていた。
アンデス特有の環境を紹介。
アンデスの神殿・宗教から始まりさまざまな地方文化を紹介。
年代文化ごとに紹介され見どころは
縄をかけられたラクダ科動物(リャマ)が描かれた土器の皿 <ナスカ文化>
象嵌のマスク <モチェ文化>
カラササヤで出土した金の儀式用装身具 <ティワナク文化>
土製のリャマ像 <ワリ文化>
ミイラとその副葬品、他多数。
古代の人々の何とも可愛らしい絵柄に親しみを覚えます。こんなにも高い技術をもち、民族間で争い、アンデス地域に南北4000キロにも及ぶ大帝国を築き滅んでしまったアンデス文明。私たちのロマンを今でも掻き立てられます。
グッズ販売もあります。
アクセス
仙台市地下鉄東西線
地下鉄東西線「仙台駅」から八木山動物公園行きに乗車、「国際センター駅」下車、南1出口から徒歩約8分
バス
仙台駅西口バスプール16番乗場「るーぷる仙台」で約20分、博物館・国際センター前下車、徒歩3分
車
仙台宮城インターより約10分(駐車場:普通車50台、バス5台駐車可能)
*駐車場には限りがありますので公共の交通機関をご利用することをおすすめします。