フィレンツェ ドゥオモ・美術館めぐり おすすめ観光 ルネサンスの天才作品紹介

芸術の都、フィレンツェ。屋根のない美術館と言われ美術館好き、ルネサンス美術が好きな人はいつまでも居たくなります。観光・美術館めぐり、休憩はケーキ、食事はお肉・フィレンツェ風ステーキ・ビステッカ!Ottimo(オッティモ・とっても美味しい)

フィレンツェの中心を流れる川がアルノ川。北と南に別れその中止部は世界遺産に指定されています。旧市街の散策、馬車に乗ってもいいですね。

 

 

フィレンツェ:古代ローマ時代、花の女神フローラの街にちなんで名づけられたのが起原。

世界の芸術の中心と讃えられた14C~16Cルネサンス時代。ルネサンスとは「再生」「復活」を意味する。ギリシャ・ローマの古典文化を復興しようという芸術上の革新運動。

その礎を築いたのが大富豪メディチ家。金融業で成功をおさめ、その莫大な富をこの街の芸術や文化に注ぎ込み、レオナルド・ダ・ビンチやミケランジェロなどのパトロンとなった。

 

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria del Fiore)

当時の職人技術の粋を集め1296年から140年以上の歳月をかけて建設されたルネサンス様式の代表。直径40ⅿを超える巨大なドーム屋根クーポラ。今も世界最大級の石積みドームです。歩いて街角から見えてくるドゥオモは、白とピンクと緑の大理石の美しさと建物の大きさに「わぁ」という感じです。 

教会の名は「花のマリア」という意味。

 

禁止事項:肌の露出・携帯通話・タバコ・飲食・ペット同伴

 

ここから424段の階段を上るとフィレンツェの街並みを一望できます。オレンジ色の絶景。

 

 

クーポラのドーム内に描かれた「最後の審判」

ヴァザーリ作

 

 

 

 

サン・ジョヴァンニ洗礼堂 (Battistero di San Giovanni)・ジョットの鐘楼(Campanile di Giotto)

 

ジョットの鐘楼。高さ84mのゴシック様式の鐘楼。ゴシック?どの辺が…。ゴシックってミラノのドゥオモのような印象があるけど…。1334年に工匠頭に任命されたジョットが建築を開始したが、基底部分の建築が済んだ時点で死去。その後弟子に引き継がれ当初計画された塔頂部の尖塔は造られなかったそうです。

 こちらも登ることができます。

 

 

洗礼堂はロマネスク建築。この洗礼堂でダンテも洗礼を受けました。

洗礼堂の「天国の門」は、15C半ば、ロレンツィオ・ギベルティが制作した扉。その美しさに心を動かされたミケランジェロが天国の門にふさわしいと言ったことからこの名がついたと言われています。聖書の一場面を細かなレリーフで作り上げている金色に輝く荘厳な門です。

 

引用:Wikipedia

 

 

シニョリーア広場(Piazza della Signoria)

ミケランジェロが作ったダビデ像のレプリカがあります。作った時はここにありました。他、彫像が多く「天井のない美術館」を実感できるスポット。

元々、フィレンツェ共和国の支配体制をシニョリーアと呼んだ。サヴォナローラが「虚栄の焼却」として本や贅沢品を燃やしたり、処刑されたのもこの広場。燃やされた中にはボッティチェリの絵画も…。な、なんてことを…。

 

  

引用:Wikipedia

 

 

ヴェッキオ宮(Palazza Vecchio)

 

1314年、当時のフィレンツェ共和国の政庁舎として造られました。現在でもフィレンツェ市庁舎として使われている街のシンボルの一つ。

 

市民に気を使い外装は質素にしたそうですが内装はゴージャス。

 

ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)

 

メディチ家歴代美術コレクションを収蔵し、ルネサンス絵画で有名な美術館。イタリアルネサンス絵画の宝庫。そこここにお宝が。

レオナルドダヴィンチ、ダンテ、マキアヴェッリ等の大理石像がお出迎え。

 

 

ボッティチェリの「プリマベーラ」「ヴィーナス誕生」

レオナルド・ダ・ビンチの「受胎告知」

フィリッポ・リッピの「聖母子とニ天使」

 

  

引用:Wikipedia

 

 

 

ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)

街で一番古い橋。上にはヴァザーリの回廊といいメディチ家がお仕事の為に通る専用の通路がある。さすが大富豪。

 

 

宝石や金細工のお店が立ち並ぶ。フィレンツェは職人の街でもあります。優れた技術は世界中に認められファンも多い。

宝石に目はキラキラ、お値段にドキドキ。

 

ヴェッキオ橋の中央、店が途切れアーチになっているところにある銅像。フィレンツェの伝説の金細工師 ベンヴェヌート・チェッリーニ(1500年~1571年)。工芸品だった金細工を芸術の域まで高めました。

 

ピッティ宮(Palazzo Pitti)

 

トスカーナ大公の宮殿として使用されウフィッツィ美術館とはヴァザーリの回廊で繋がっている。約400年、メディチ家を中心に絵画や宝飾品が収集され、今は美術館として一般に公開している。

 

引用:Wikipedia

 

ラファエロの「子椅子の聖母」。ラファエロの聖母子像というと伝統色の衣装に伏目がちな穏やかな表情のマリア様という印象ですが、民族衣装のような服装にこちらを見ているマリア様。幼児キリストを抱きしめ慈愛に溢れ本当に美しい作品です。bravo

 

                引用:Wikipedia

 

ボーボリ庭園(Giardino di Boboli)

ピッティ宮の裏手に広がるボーボリ庭園。

1457年、メディチのライバルである銀行家ルカ・ピッティが宮殿建設に着手するも完成を見ることなく死去。そのピッティの死から100年、初代トスカーナ大公・メディチ家のコジモ1世は体の弱い妻の為にピッティ宮を買い取り、宮殿と庭を整備した。こちらもゆっくり散策したいですね。

 

 

アカデミア美術館(Galleria dell’Accademia )

フィレンツェ美術学校の美術館。

ミケランジェロのダビデ。1501年から制作し1504年9月8日に公開。大理石で5.17m。その大理石も誰かが一度制作しようとし投げ出したものを使ったという。それでこの作品とは天才の天才たる所以。下から見ることも計算し上部をわざと大きめに作っている。旧約聖書でダビデが巨人ゴリアテとの戦いに岩石を握り狙いを定めているシーン。得意とする筋肉美については、もう、言うまでもない。

 

    

引用:Wikipedia

 

 

 

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会(Basilica di Santa Maria Novella)

白色と緑色の大理石に飾られた美しいファサードの教会。

 

 

聖堂内部には、ジョットの「キリスト磔刑」(1290年頃制作)、フィリッピーノ・リッピのステンドグラス「聖母子もしくは聖ヨハネ」と「聖ピリポ」、アンドレア・ディ・ボナイウーティのバラ窓「聖母戴冠と踊る天使たち」がある。

 

 

サンタ・クローチェ教会(Basilica di Santa Croce)

フランシスコ会の教会でゴシック建築。ジョットのフレスコ画等、聖書の物語が描かれている。

 

 

ミケランジェロ、ガリレオ、マキアヴェッリといった有名なイタリア人が埋葬されています。

礼拝堂をぬけた場所に修道士が思索にふける場所として作られた回廊があり静かできれい。

 

 

サン・ミニアート・アル・モンテ聖堂(Basilica di San Miniato al Monte )

1063年完成。フィレンツェ周辺でもっとも美しい教会として知られている。丘の上にありフィレンツェらしい糸杉が並ぶ眺めもいい。

 

 

天井いっぱいに描かれたモザイク画が素晴らしいが作者不明。

 

 

ミケランジェロ広場(Piazza Michelangelo)

ミケランジェロのダビデ像があるミケランジェロ広場。おすすめは夕方。夕日に染まる街、アルノ川にかかるアーチ型の橋、ロマンチックです。

 

 

タクシー利用

イタリアのタクシーの屋根には「TAXI」のサインが付いています。

支払金額のトラブルが多く、目的地までわざと遠回りをしたり、メーターの故障と言って法外な金額を請求する場合があるので、その際ははっきりクレームをつけましょう。

 

 

復活祭

春、キリストの復活祭が行われます。イエス・キリストが十字架にかけられ3日後に復活したのを祝うおまつりです。

前夜祭 

キリストの棺の石・「聖なる火」を灯すために使われます。その火を人々に配りロウソクを持って帰る様子は幻想的。そして、次の日、町中に配られることになります。「聖なる火」はキリストの恩恵、それを人々に行きわたらせることを意味しています。

 

祭り当日 

時代行列:旧市街地を中世の衣装を着た人々が練り歩きます。女性は貴族のドレス、男性は兵士の衣装。

旗振り隊:若者たちが勇壮な旗振りを演じます。片足色違いのタイツがかわいい。

 

     白い牛に引かれ花火がついた山車(だし)がドゥオモの前へ。

     ドゥオモから白いハトが一直線に飛んできて「聖なる火」で点火、ハトは戻る(吉)。

     山車は爆発! 爆音に煙、花火に包まれます。

 

機会があれば是非。

 

 

飲食

 

ドルチェも充実。気になるパスティチェリア(お菓子のお店)、カフェがあればちょっと入って休憩。トルティーナ(プチケーキ)やレモンピールのチョコレート掛け等々、目移りしてしまいます。日持ちがするものはお土産にしてもいいですよね。席に座るとテーブルチャージがあったりしますがお好きな方で。

 

 

フィレンツェに来たらビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(フィレンツェ風ステーキ)。塩、胡椒で表面をカリッと香ばしく中はレアでバルサミコでサッパリと赤身の肉の甘みを味わえます。ガツンと食べたいですね。

 

 

ランプレドットは牛の4番目の胃袋で、香味野菜で煮込んだものをグリーンソースと合わせて食べる。無塩で作られたトスカーナパンにはさまれてるものとあります。パンと肉ってどうしてこんなに相性がいいんでしょう。街中いたる所にランプレドット屋台があります。

 

引用:Wikipedia

 

トスカーナ赤ワイン・キャンティクラシコ(CHIANTI CLASSICO)

キャンティクラシコ・リゼルバ(RISERVA)は質のいいぶどうが出来た年のみ作られるワイン

しっかりとした味わい。リゼルバはよりぶどうの渋み・深みがあり芳醇。生ハム、サラミ、チーズ、オリーブなどが並べば、もう楽しいお酒の席。

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち飲みグラスワインの店等で見かける赤黒い物体…ドライトマトのオリーブオイル漬。日本の漬物のように各家庭で少しづつ味が違ったりするそうです。是非お試しあれ。

 

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おすすめ書籍

 

塩野七生さんの「わが友マキアヴェッリ」:「君主論」のマキアヴェッリの人生、魅力がたっぷり。ウフィツィの大理石像で出会うとふふっと笑ってしまいます。

塩野七生さんの「ルネサンスの女たち」:ルネサンス時代の4人の女性の人生。史実に基づき政争と戦乱の世を生き延びる女性を描いた作品。

 

 

 

 

 

 

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